学生たちの体験記
旅行業界
大学2年生
堀谷夏希さん<参加期間4週間>
異文化環境の中で仕事をやり遂げることが出来たことは、自分自身が得た1番大きなものだと思います。
◆参加したきっかけは?
私は以前から旅行業界に興味があり、業界だけでなく海外でのインターンシップを体験できるこのプログラムに是非参加したいと思いました。参加するために、1年半かけて目標のTOEICスコアを取得しました。また、学校から奨学金が出る、ということもあったので大きなモチベーションになりました。
◆来る前に期待していたことは何でしたか?
旅行会社の仕事がどんなものなのか、体験することが楽しみでした。旅行企画に携わりたいと思っていたので、どのように関わることができるのか期待していました。自分の英語力がどれだけ活かせるのか少し不安もありました。
◆研修はいかがでしたか?
申込みの時は旅行企画をしてみたい、という希望がありましたし、規模の大きな会社で働いてみたいと思っていました。いわゆる「名の知れた会社」ということです。しかしインターンシップをすることが決まった会社は比較的規模の小さな会社で、正直「あれ?」と思いました。けれど結果的に、だからこそ自分にとってとても良い経験になりました。
「旅行」というと、自分の中では「観光」のイメージしかありませんでしたが、私の研修先企業は「教育旅行」を企画・運営している会社だったので最初は戸惑いましたが、自分が学生であることを活かして仕事をすることができたので良かったです。会社の方も自分の見解や考え方を積極的に聞き入れてくれました。
◆1日のスケジュールを教えてください。
7:30AM 起床・朝食・支度
9:10AM 出発
9:45AM 研修先到着
10:00AM 始業
5:00PM 終業
6:30PM 夕食
夕食後~10:00PM ホストファミリーと団欒、テレビ、お風呂など
11:00PM頃 就寝
◆研修ではどんな事をしましたか?
オフィスワークでは、パンフレット、地図、バスケットボール試合観戦のちらしなどを作成しました。その他様々なことについてリサーチをしました。また、2日間のホテル研修にも参加させて頂き、全て英語の環境でしたがホテル内の運営・管理などを実際に見ることができて勉強になりました。他には、ミーティングの同行、バス会社への連絡や高校生の団体向けの企画などを作成しました。結果的にこの団体はキャンセルになってしまったのですが、貴重な体験になりました。
◆研修で楽しかった事・大変だった事は何でしたか?
楽しかったのはリサーチ作業のために、いろいろな場所に連れて行って頂いたことです。また、ホテル研修の際は、フロント業務に携わることができ、お客様に英語で話しかけられて英語で答えることができたのが嬉しかったです。また、フロントだけでなく、裏の様子も体験することができたので充実した研修でした。
大変だったのは、やはり英語力だったと思います。日常会話はできても、仕事をするにはまだまだ力が足りないと実感しました。これは自分にとって新たな目標になりました。ホテル研修で人事部の方と話す機会があったのですが、「採用のポイント」について伺ったところ、「コミュニケーション能力」という回答だったので、自分も伸ばしていく必要があると思いました。
◆ホームステイはいかがでしたか?
週末は友達と予定を入れていたので、ホストファミリーとゆっくり過ごす機会が少なく、少し残念でした。しかしホストファミリーの娘さんが同年齢だったので仲良くなることが出来て嬉しかったです。また、犬が苦手だったのですが、慣れることができ克服することができました。
◆自分自身がこのプログラムを通して変わったところはありましたか?
外国人と接する時に最初は戸惑いがありましたが、研修を通して慣れることができました。最後には、バス停で会ったご婦人と会話もできるようになりました。英語に対して自分の中で自信がついたことが、大きな変化だと思います。また、伝える努力をすれば必ず伝わる、ということも体験を通して学ぶことができたと思います。
◆この体験を今後どのように活かしたいですか?
異文化環境の中で仕事をやり遂げることが出来たことは、自分自身が得た1番大きなものだと思います。また仕事には「人と人とのつながり」が重要であることを学びました。私のホテル研修が実現したのも、上司の方とホテル担当者の方との信頼関係があったからこそでした。仕事の1つ1つが人のつながりで成り立っていることを見ることができました。この研修を通して人には真似できない貴重な経験をすることができたので、自信を持って今後に活かしていきたいと思います。